LP(ランディングページ)は、訪れた人に1つの行動をしてもらうことに絞った縦長のページです。この記事では、WEBデザイナーが知っておきたいLPの基本をまとめました。
LPとは?
LPとはランディングページの略で、「検索や広告から最初に着地(land)するページ」のことです。
- 「申し込み」や「購入」など、1つの行動(ゴール)を目的としたページ
- 記事メディアのように、複数ページの回遊を目的としたページとは考え方が逆
ターゲットの決め方
ターゲットは、例えば「20〜40代女性」などの大まかなものではなく、具体的に決めます。
- 「どんな悩みを抱え、どんな言葉で検索し、他社とどう比較しているか」まで掘り下げる
- LPに来たユーザーに「これは自分ためのページだ」と感じてもらうようにする
- ターゲットを絞って明確にするほど、ターゲットの心に刺さるキャッチコピーや最適な言葉遣いが明確になる
- LPは通常、検索や広告を経由してアクセスされるので、検索キーワードや広告クリエイティブとも連動して設定する必要がある
目的(ゴール)を1つに絞る
LPには、ユーザーに達成して欲しい行動(コンバージョン)を1つだけ置きます。
- 目的をたくさん並べると、ユーザーはどれを選べばよいか迷い、結局どれも選ばずに離脱するため
- 「選択肢を減らすと行動率が上がる」という考え方を取り入れる
一般的な構成と流れ
LPは、心の動きをなぞるように「気づき → 共感 → 納得 → 行動」と並べていくのが一般的です。
- ファーストビュー
「誰の何が解決するページか」を数秒で伝える - 共感・課題提起
悩みを言葉にして「自分のことだ」と認識してもらう - 解決策とベネフィット
使うとどう良くなるか(ベネフィット)を伝える - 証拠・信頼
実績・数字・口コミ・導入事例・受賞歴などで、証拠を裏づける - 不安の解消
価格・解約条件・保証・よくある質問など、行動の直前にためらう理由を先回りして伝える - 行動喚起(CTA)
ボタンを押した後の流れを具体的に伝える
LPで使われている心理学
社会的証明
- 人は「多くの人が選んでいるもの」を安心して選ぶ
- 導入社数・累計利用者数・売上ランキングなどが該当
- 実績は、失敗したくない心理や不安を和らげる
第三者評価
- 人は「売り手以外の客観的な評価」を信頼する
- 口コミ・専門家の推薦・受賞歴・雑誌掲載・テレビ放映などが該当
- 実名や写真など、具体的であるほど説得力と真実味が増す
希少性・限定
- 人は「手に入りにくいもの」ほど価値を感じる
- 「先着100名」「今月末まで」などが該当
- 常に「限定」を出し続けると信頼を失うため、使い方に注意
損失回避
- 人は「得する」より「損したくない」気持ちの方が強い
- 「今なら無料の特典を受け取れます」より「今を逃すと通常料金に戻ります」の方が響く
- あおりすぎると不快感につながるため、使い方に注意
心理負担の軽いものから
- 小さな「はい」を積み重ねた人は、大きな行動にも進みやすい
- 心理的な負担が軽い「無料診断」「資料請求」「お試し」などを用意する
認知的負荷を下げる
- 人は選択肢が多いほど決められなくなる
- 目的は1つに絞り、ボタンなら1種類だけ、フォームなら入力蘭は最低限にし、考える手間を省く
よくある質問(FAQ)
Q. LPと通常のWEBページの違いは何ですか?
通常のWEBページが他のページへの回遊も想定するのに対し、LPは1ページの中で申し込みや購入などの1つの行動へ導くことに特化しています。他ページへのリンクを最小限にし、視線と気持ちを1つのゴールへ集める構造が特徴です。
Q. LPのターゲットはどう決めればいいですか?
「20〜40代女性」のような大まかな層ではなく、どんな悩みを抱え、どんな言葉で検索し、他社とどう比較しているかまで具体的に掘り下げます。ターゲットを絞るほど、そのユーザーに刺さるキャッチコピーや言葉遣いが明確になります。LPは検索や広告から訪れることが多いため、検索キーワードや広告クリエイティブと連動させて設定します。
Q. LPの目的はどう決めればいいですか?
ユーザーに達成してほしい行動(コンバージョン)を1つだけに絞ります。「購入」「資料請求」「メルマガ登録」などを並べると、ユーザーはどれを選ぶか迷い、結局どれも選ばずに離脱します。選択肢を減らすほど行動率は上がるため、ボタンや導線は1つの目的に集中させます。
Q. LPのページ構成はどのような順番がよいですか?
「気づき → 共感 → 納得 → 行動」という心の動きをなぞる並びが基本です。CTAはファーストビューと最下部を基本に、長いLPでは中間にも繰り返し置きます。
参考文献
- 『影響力の武器[第三版]なぜ、人は動かされるのか』ロバート・B・チャルディーニ(誠信書房)
- 景品表示法とステルスマーケティング|消費者庁