まなびのすけ
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AIのSkills(スキル)って何?仕組みと作り方まとめ

AI 2026.08.18 更新

AIでよく使う作業手順を「Skills(スキル)」にまとめておくと、必要なときだけ呼び出して実行させることができます。この記事では、AIを使う人が知っておきたいSkillsの基本をまとめました。

AIのSkillsとは?

AIのSkills(スキル)とは、必要なときだけ呼び出して実行できる「作業の手順書」のようなものです。

  • 繰り返しの作業を記録しておき、個別に呼び出して実行する
  • Anthropicが自社のAI「Claude」向けに用意した「Agent Skills(エージェントスキル)」が始まりで、今は多くのAIエージェントが採用している

AIエージェントとSkillsの関係

Skillsは、その作業のときだけ取り出して使う「作業の手順書」で、AIエージェントから指示されて動きます。

AIエージェントを使うときの前提ルールや振る舞いとはまた別物です。AIエージェントの設定は、AIエージェントの記事で説明しています。

AIエージェントとスキルの関係図 1つのAIエージェントから3つのスキル(SKILL.md)へ線が伸び、必要なときだけ呼び出すことを示す図。 AIエージェント AGENTS.md スキルA SKILL.md スキルB SKILL.md スキルC SKILL.md
図:AIエージェントが、必要なときだけスキル(SKILL.md)を呼び出す

Skillsに向いている作業

Skillsにまとめる作業は、以下のようなものが向いています。

  • 実行する機会が多い作業
  • 定期実行するものや、繰り返し行う作業
  • 指示が一言では足りず、工程が多い作業

例:

  • 今月の報告書を作って
  • ファイル公開前に事実確認をして

Skillsを記録して呼び出す

SKILL.mdで記録する

  • デスクトップに作った手順ごとのフォルダに「SKILL.md」ファイルをおいて、作業の手順を記載する

呼び出す方法

  • AIエージェントの振る舞いやルールを記載した「AGENTS.md」に「〜〜の作業ではskills/AAAAA/SKILL.mdを実行する」などのルールを記載しておけば、関連する作業がある時に手順を実行できる
  • 直接AIエージェントへ「〜〜のSkillを実行して」と指示することもできる

AGENTS.mdは、AIエージェントの記事で説明しています。

SKILL.mdの作り方

書式

  • SKILL.mdはマークダウン形式のファイル
  • 正式な書式はない
  • 多くのAIエージェントで採用されているので、AIを乗り換えても使いまわせる
  • SKILL.mdは、AIエージェント自身に書いてもらうのが手っ取り早い

置き場所

sample-project/
 ┗ skills/
  ┗ AAAAA        <-- スキル名(フォルダ)
   ┗ SKILL.md    <-- 手順書

AIエージェントによっては、AI依存のドットフォルダ(.claude.geminiなど)にSkillsを置いておくと、AIが自動で把握・実行してくれる場合がありますが。AIを乗り換えても使えるように汎用的な場所にしておくと良いです。

記載内容サンプル

# AAAAAスキル

## このスキルを使う場面

## 作業手順

## 完了の条件

skill-creatorでスキルを作る

Anthropic公式のツールに、スキルの作成や改善を対話形式で行う「skill-creator」というプラグインがあります。SKILL.mdを一から書く代わりに、作りたい作業を伝えると雛形を組み立ててくれます。Claude Codeなどの Claude 向け環境にプラグインとして追加できます。

ただし、SKILL.mdはただのマークダウンなので、文章で手順を書けば skill-creator なしでも作れます。

skill-creatorの4つのモード

  • 作成(Create)
    作りたい作業を伝えると、SKILL.mdの雛形を対話形式で用意する
  • 評価(Eval)
    テスト用の指示に対して、スキルが期待どおり動くか確かめる
  • 改善(Improve)
    評価の結果をもとに、直したほうがよい箇所を提案する
  • 比較(Benchmark)
    スキルの新旧バージョンを見比べて、どちらが良いかを測る

skill-creatorを使った方がいい場合

skill-creatorでは、AIエージェント側が自動で見つけて実行するタイプのスキルを作ることができます。このタイプは、次の仕組みで動きます。

  • SKILL.mdの先頭に、YAML形式の設定(name:description:)を書く
  • 決められたフォルダ(.claude/skills/など)に置くと、ハーネス(AIを動かす土台)が自動で検出し、/コマンドとして登録する
  • ユーザーの指示がdescription:の説明文と一致すると、スキルが自動で呼び出される(自動発火)

自動発火の精度はdescription:の書き方しだいで変わります。skill-creatorの評価・改善・比較は、この説明文を狙いどおりに発火させるよう調整するのに向いています。

Skillsを使う時のコツ・注意点

  • 「1スキル=1つの作業」を目安に
  • 実行のきっかけ(トリガー)が明確な単位で作る
  • 工程が多い作業は、共通して使う部分を別のスキルに分けて管理の効率化も意識する

よくある質問(FAQ)

Q. SKILL.mdAGENTS.mdは何が違いますか?

AGENTS.mdはプロジェクト全体の前提やルールで、最初に読み込まれます。スキルは特定の作業の手順書で、その作業のときだけ読み込まれます。常にルールとして効かせたいことはAGENTS.md、決まった作業の手順はSkillsに記載します。

Q. AIを乗り換えてもSkillsは使えますか?

SKILL.mdはただのマークダウンなので、手順書はそのまま使い回せます。SKILL.mdAGENTS.mdから参照しておくと良いです。

Q. Skillsを作るのにプログラミングは必要ですか?

必要ありません。SKILL.mdはマークダウンで書く手順書なので、文章で手順を書けば作れます。AIに手順内容を説明して、手順書そのものをAIに書いてもらうこともできます。

Q. skill-creatorを使わずにスキルは作れますか?

作れます。skill-creatorは、雛形づくりやスキルの評価・改善を対話形式で助けるツールで、必須ではありません。SKILL.mdはただのマークダウンなので、手順を文章で書けば動きます。

参考文献

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